◎募金総額         

 

3,663,781 円

 

◎開催回数

 

61/100 回

 

※2013年10月15日現在

 

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『絶望の中で自分たちはどんな決断ができるだろう?』〜福島原発から14km希望の牧場・吉沢正巳と考える会〜

#056  201368日(土)15:00-17:00(開場14:30

 

■もし大切な存在を失うとしたら、その時、あなたは何を考えますか?

今回のゲスト、吉沢 正巳さんは長年、福島で酪農業を営んできました。
その牧場は、福島第一原発からわずか14Km。
牛飼いとしての吉沢さんの日常は、3月11日で一変しました。

震災直後に、観測用に牧場の場所を貸していた福島県警も、
通常の1000倍以上の放射線量を前に撤退。

でも、吉沢さんは「牛がいるから、牧場を離れることはできない」
そう思い、一瞬たりとも逃げることを考えることはなかったと言います。

牛飼いの本能として、放置し、結果として牛を殺すようなことはできなかった。
その後、5月に国から正式に牛の殺処分命令が出ても、

吉沢さんは従うことができなかったそうです。

畜産農家は、肉牛を育て、出荷して生計を立てる。
殺生しても、それは意味のある命。
見捨てることと、殺生することは違う。
吉沢さんは、命に感謝し続けてきたのだと言います。


■ 震災では人も、家畜もペットも多くの命が失われました

吉沢さんは、改めて考えるのだそうです。命ってなんだろう?と。

出荷できず、経済的に価値を失えば、家畜を処分してもいいのでしょうか?
国が殺せと言えば、家畜ならば処分してもいいのでしょうか?

絶対的な正義はないのかもしれません。
みなさんなら、この「命」をどう考え、どう扱うでしょうか?

殺せと言われた牛たちと向き合い、考え続けた吉沢さんの

出した一つの答えはこうでした。

「国は牛たちを『生きたがれき』 扱いするが、
 原発被害の『生きた証拠』でもある
 だから、生かし続けなくてはいけない。」

今回のセミナーでは、マスメディアでは語られない、福島で起きている現実に向き合います。

でも、あえてこのテーマを選んだのは、そこに我々が「いのち」について考える

きっかけがあると信じるからです。

今回企画したメンバーは実際に吉沢さんの牧場を訪れ、

そして、現地で吉沢さんの話を聞きました。

とても、正解の見つかるような問いではありませんでした。

でも、東京へ戻ってきても、その問いが頭から離れなかったと言います。

「命ってなんだろう」と。

今回は、被災地をずっと取材してきた報道ディレクターの千種さんをお迎えし、

震災以後の現地の生々しい様子について聞いて頂くとともに、

被災した牛を生かし続ける吉沢さんと一緒に、この問いに向き合います。

ぜひ、福島の現状をきっかけに、深い問いに向き合って頂けたら嬉しいです。

 

ぜひ多くのご参加をお待ちしています。


 

申込・受付フォーム

https://vision.smartseminar.jp/public/application/add/312

 

※このエントリーフォームは、ビジョン東日本サポートネットワーク事務局利用のシステムを使用しており、エントリーすると同事務局より確認メールが届きます。また、今後HOPE100からのお知らせをお送りさせて頂きます。

 

セミナー概要

■日時:201368日(土)15:00-17:00(開場14:30

 

■場所:志縁塾セミナールーム『ふらっと』

    http://www.shienjuku.com/about/map.html

    東京都中央区京橋2ー11ー5 パインセントラルビル2F

    都営地下鉄・浅草線 宝町 徒歩1分 A6出口

    東京メトロ・銀座線 京橋 徒歩3分 4番出口

    JR東京駅(八重洲口)  徒歩10分

 

■定員:50名 ※状況により定員を増やす場合があります。

 

■参加費:2,000円(HOPE100特別料金)

※HOPE100は今後、この被災地からゲストスピーカーをお呼びして学ぶシリーズを

開催してまいります。講師・会場・運営3者が無償で協力していることはこれまで通り

変わりませんが、「ゲストの旅費交通費を除いた全額(100%)」が寄付となります。

もちろん、より多くご参加頂くほどチャリティは増えますので、お誘い合わせの上、

ご参加下さい。ゲストの旅費交通費を除いた全額(100%)を下記団体に寄付します。

 

■当イベントチャリティ先:「希望の牧場」サポーター基金

 

■運営協力:志縁塾

 

講演者プロフィール

<講演者>

吉沢 正巳(Yoshizawa Masami)

千葉県四街道生まれ、東京農大卒業。59歳。40年前に父親が、広い土地で酪農をしようと、千葉から浪江町に移住。大学を出てから父親の酪農を手伝う。父親の死後に酪農から畜産へ転向する。事故後は、希望の牧場・ふくしま(福島県浪江町)の代表として、原発事故の生き証人・被ばく牛とともに原発を乗り越える世の中を目指す。

 

「希望の牧場・ふくしま」公式ブログ

http://fukushima-farmsanctuary.blogzine.jp/

<聞き手>

千種 伸彰Chigusa Nobuaki) @chigusa3

1968年生まれ。高知県出身。 早稲田大学卒業後、報道番組ディレクター。 「ニュースステーション」「ニュースJAPAN」等制作。 インターネット国際映画祭をはじめとする Web・動画・出版等のメディアプロデューサー。 2005年、中小企業診断士登録、経営コンサルタント。 2010年、株式会社プラウドコンサルティング設立。 震災や原発関連の取材を続けている。http://www.chigusa.biz/

 

誰もいなくなった・・・計画的避難区域・浪江町
千種伸彰氏が撮影した浪江町の映像 1分48秒

http://www.youtube.com/watch?v=YYcZCl_P9Fs&feature=youtu.be