#058 2013年8月20日(火)19:30-21:00(開場19:15)
■本業[ビジネス]と社会貢献はどうすれば両立できるのだろう?
3.11直後、多くの人が考えました。
「自分にはなにができるだろう?」
考えたのは個人だけではありません。
たくさんの企業が、それぞれの立場から被災地支援の活動を考え、
そして、今も尚、その活動を続けていています。
3.11以降見直されてきた、企業のその社会的な「存在価値」。
一昔前の企業の社会貢献(CSR)は本業とは一線を画して行うことが少なくありませんでした。
しかし、いま求められているのは、本業を通じての社会貢献。
いま、CSRを超え、CSV【Creating Shared Value】という考え方が注目されています。
■社内外の数々の困難を乗り越えて実現した、ボランティアツアー。
旅行会社としての“本業”を通じた“社会貢献”のカタチとは。
今回ゲストにお迎えする菅原剛さんは、誰もが知っている旅行会社「JTB」の所属。
多くの人がそうであったように、3.11直後に考えたそうです。
「旅行会社としてできることはなんだろう?」かと。
被災地で必要性を感じたボランティアの人手。
被災地に訪れて、何か現地の人の力になりたいというニーズ。
旅行会社としてそこに何かできることがあるに違いないと確信して、
「被災地ボランティアサポートプラン」のアイデアが生まれました。
上司からのオーダーは「ボランティアでは続かない、最低限の利益を」。
被災地の力になれると確信したものの、担当責任者であった菅原さんは、
何度も「企業の利益とボランティアのはざまで悩んだ。」と言います。
ましてや、お客様のニーズよりも被災地のニーズを優先させるそのカタチは、
旅行会社として、大きな挑戦。実現には多くの壁がありました。
被災地のニーズを深くつかむために、関係スタッフで何度も現地入り。
そして、プランは2011年5月にいよいよ実現に至ります。
その後改善を重ね、いまや通算開催回数262回。
延べ約8,050名の方々の被災地活動を支援するという名物企画となりました。
10代から70代まで、全国各地・海外からも参加者が集まってくるそうです。
旅行サービスとは相反する内容の被災地ボランティアツアーは、
どのようにしてたちあがり、どのように成長してきたのか。
今回のセミナーでは、菅原さんにその立ち上げストーリーについてたっぷりとお聞きします。
利益を上げること自体が難しくなっている昨今、
どうすれば、企業の利益と社会貢献の両立するプロジェクトは生み出せるのでしょうか。
ぜひ、そのヒントを本セミナーから得て頂けたら嬉しいです。
※今回の参加費は全額、「いわての学び希望基金」に寄付いたします。
https://vision.smartseminar.jp/public/application/add/320
※このエントリーフォームは、ビジョン東日本サポートネットワーク事務局利用のシステムを使用しており、エントリーすると同事務局より確認メールが届きます。また、今後HOPE100からのお知らせをお送りさせて頂きます。
■日時:2013年8月20日(火)19:30-21:00(開場19:15)
■場所:NAGAYA AOYAMA
http://www.nagayaoffice.com/aoyama/#unit-209
銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道駅」徒歩8分
銀座線「外苑前駅」徒歩11分
千代田線「乃木坂駅」徒歩9分
■定員:50名 ※状況により定員を増やす場合があります。
■参加費:2,000円(HOPE100特別料金)
※HOPE100は2013年4月より、被災地からゲストスピーカーをお呼びして学ぶシリーズを
開催しております。講師・会場・運営3者が無償で協力していることはこれまで通り
変わりませんが、「ゲストの旅費交通費を除いた全額(100%)」が寄付となります。
もちろん、より多くご参加頂くほどチャリティは増えますので、お誘い合わせの上、
ご参加下さい。ゲストの旅費交通費を除いた全額(100%)を下記団体に寄付します。
■当イベントチャリティ先:いわての学び希望基金
※東日本大震災の被災地である岩手県では、震災で親を失ったり、親が仕事を失った
子どもたちが希望に沿った学校を卒業し、社会人として独り立ちするまでの支援を目的に
「いわての学び希望基金」が設置されています。
■運営協力:NAGAYA AOYAMA
◎菅原 剛(Tsuyoshi Sugawara)
株式会社JTBコーポレートセールス 霞が関第一事業部
岩手県生まれ。1991年(株)JTB入社。盛岡支店で教育旅行営業を9年間担当。30歳にして初めて岩手を離れ、2000年より仙台の団体旅行東北支店で国際会議や大会の営業を担当。2004年、団体旅行東京中央支店に異動し、法人担当として主にインセンティブトリップを担当。ロンドン郊外での世界遺産のお城を借りてのパーティーや、フィジーでの島を貸し切ってのイベントなどを企画する。震災後はボランティア活動を通じて旅行業本業での社会貢献をするため「JTBボランティアサポートプラン」の企画を立ち上げ、その活動は262回で約8,050名(2013年7月現在)の被災地活動を手伝う。
2013年1月より「社会課題の解決とJTBの事業化」の両立を図るべく立ち上がった霞が関第一事業部にて旅の力の可能性を探っている。
東北ボランティアサポートバスプラン http://www.jtb.co.jp/tabeat/volunteer/
参考記事:
日経Bizアカデミー
ブレークスルー~ヒットを生んだ突破力~
被災地ニーズを最優先に JTB法人東京「東北ボランティアサポートプラン」企業の利益とボランティアのはざまで思い悩む
http://bizacademy.nikkei.co.jp/leader/breakthrough/article.aspx?id=MMACa2000009022012&page=1